2023年JTUパラトライアスロン強化指定選手制度


日本トライアスロン連合(JTU)

2022年12月19日(月)

 

[1]目的

当制度により、第17回夏季パラリンピック(2024/パリ)での目標達成のため、そしてそれ以降に向けた継続的な強化を進めるため、JTUパラトライアスロン・ハイパフォーマンスチーム(以下、パラHPT)が選考し理事会が認定する。これにより、指定選手の強化活動(強化合宿や大会派遣等)における成果を高め、さらに指定選手の社会認識向上によりパラトライアスロン競技の広報活動を促進する。

 

[2]対象選手

日本国籍を有し、ワールドトライアスロン及びアジアトライアスロン主催レースへの出場資格を有するJTU登録選手

 

[3]認定基準

1)S指定:パラリンピック・世界選手権で金メダルが期待できる競技成績

2)A指定:パラリンピック・世界選手権でメダルが期待できる競技成績

3)B指定:パラリンピック・世界選手権で入賞が期待できる競技成績

4)C指定:パラリンピック・世界選手権への出場が期待できる競技成績

 

[4]認定期間

2023年1月1日から2023年12月末日迄とする。ただし、2023 年6月末日までのレース結果により認定を見直す。

 

[5]評価対象期間と対象大会

2021年8月29日、30日に開催された東京2020パラリンピック大会、及び2022年1月1日以降に開催された以下のレースを対象とする。ただし、レース展開上の諸条件や抗議・上訴などの結果を考慮する場合がある。

1)東京2020パラリンピック(2020/東京)

2)ワールドトライアスロン 世界パラトライアスロン選手権(WTPCHs)

3)ワールドトライアスロンパラシリーズ(WTPS)

4)ワールドトライアスロンパラカップ(WTPC)

5)アジアトライアスロン アジアパラトライアスロン選手権(ACHs)

6)コンチネンタルパラカップ(CPCs)

※詳細は別添資料(制度設計)参照

https://drive.google.com/file/d/1i2vEs-9W9FJMjY4YwNQ5SmG93GnQWvya/view

 

[6]JTU強化指定への資格等の授与(詳細は別基準・規定)

1)JSC、JPC強化指定選手への選考資格

2)WPCHs、WPSs、WPCs、ACHs、CPCsのエリートレースへの出場資格

3)強化合宿(国内・海外)への参加資格

4)強化全般の各種支援

5)外部の選手育成事業への推薦・申請

※いずれも派遣規定・支援規程は別途定める

 

[7]補則

1)少なくとも年2回(シーズン前半と後半)のフィットネスチェックと、年1回のメディカルチェックを受けることを必須とする。また、認定期間内に1回以上のJTU認定記録会もしくはパラ記録会に参加すること。

※故障等、特別な事情により参加不可の場合は、予めパラHPTへ報告し判断を仰ぐ。          

2)年間出場大会プラン(YRP)をパラHPTへ提出する。提出期限は別途連絡する。提出したYRPに変更が生じた場合、大会開催日の50日前迄にパラHPTへ連絡する。

3)強化指定選手以外の選手からも、WTPCHs、WTPS、WTPC、ACHs、CPC、強化合宿等の推薦を行う場合がある。                                        

4)距離・種目が変更された場合、レース中の予期せぬ事故や上位選手の失格などで順位繰上げられた場合、出場選手のランキングに偏りがあった場合など、パラHPTで審議し評価を見直すことがある。

5)対象期間中であっても、2023年6月30日時点までの各対象大会終了後には結果を確認し、取得、昇格、降格の措置を取る。また、強化指定選手として不適切行為が認められた場合は、降格・認定取消しの措置を取る場合がある。   

6)他競技での強化指定選手となった場合でも、パラHPTとの協議の上、トライアスロン競技での強化指定選手を継続することができる。

7)上記基準はワールドトライアスロンやアジアトライアスロンのルールや基準変更、関係各団体との調整により、変更の可能性がある。

 

<2022/12/9 理事会承認>