VTOの岸(大阪府協会)です。

 

本日は、NTT西日本支援事業2020トライアスロンファミリーオンライン講座シリーズにご参加いただきありがとうございました。

毎週日曜日19時から開催している恒例のオンライン講座シリーズに「便乗」する形で、本日、24日、31日の3日間、パラトライアスロンに関するプログラムを行うことになりました。

今回はパラトライアスロンに取り組まれている選手に、お越しいただき、パラトライアスロンの工夫や魅力について、熱く語っていただきました。記念すべき第1回目は、車いすカテゴリー(PTWC)の村田成謙さんです!

車いすカテゴリー(PTWC)の村田成謙さんです! 

村田選手は、仕事中にショベルカーに挟まれて脊椎損傷し、体幹機能がなくなり座位保持できなくなりました。普段は車いすを使って生活しているそうですが、どのように競技を行っているのでしょうか?

聞き手は福嶋近畿ブロックパラ委員長(左)

スイムは、腕の力のみで体がぶれないよう安定させて泳ぎます。私たちが、足をクロスして泳いでいる感じだそうです。

バイクは、ハンドサイクルを使用します。クランクがハンドルになっていて、曲がるときはクランクを倒すそうです。ハンドサイクルは視線が低いので、安全のためにミラーがついています。速度は40~50km/hくらい出て、村田選手は『そのスピードが快感で楽しい』と話してくれました。

ローラー台トレーニング

動画の紹介もありました

速度に驚き!


ランは、車いすレーサーを使用します。速度は20~30km/hほど出て、トップレベルの選手はフルマラソンを1時間20分程度で走るそうです!!!


トライアスロンにはトランジション(スイムからバイク、バイクからランへの移行)があります。村田選手はひとりではできないので、ハンドラーというお手伝いをしてくれる方をつけます。大会によってつけられる人数が違うそうです。


競技はほぼ腕のみで非常にキツイそうですが、完走したときの喜びが魅力でパラトライアスロンを続けている理由だと語ってくれました。

 

村田選手の非常に興味深く楽しいパラトライアスロン講座には、各地より21名にご参加いただきました。村田選手、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

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【参加者の声】

  • PTWC(車いすカテゴリー)は体験したこともありませんが、今回映像を交えながらお話いただき、臨場感があってとても楽しかったです。パラトラの魅力を感じ、練習など工夫されていることも伝わってきて、大きな刺激をいただきました。素敵な企画と貴重なお話をありがとうございました。
  • 自分とは違う障害を持たれたトライアスリートのがんばっている話を聞くことができ これからトライアスロンを始めようとする私の気持ちに 強力な後押しをしてもらいました。 参加できてよかったです。
  • 協力いただける方の熱意も同時に感じることができました。村田選手頑張ってください!

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