VTO の福嶋(大阪府協会)です。
本日は、NTT西日本支援事業 2020 トライアスロンファミリーオンライン講座シリーズにご参加いただきありがとうございました。「パラカテゴリーの大会運営について」ということで、大会等でのパラ選手受け入れの実践例やSEA(スイムエグジットアシスタント)メンバーやパラ選手からの声を紹介しました。
まずは兵庫県加西大会でのパラカテゴリーにおける事例の報告です。近年、パラカテゴリーが新設されましたが、SEAのトレーニングやプレトランジション(スイムアップ後に車いすにのったり、義足を着用する場所)の設定、トランジションまでの導線の確保などさまざまな工夫がされていました。また、導線内のスロープ1箇所に段差があったため、カーペットを養生し、段差を解消するなど選手に合わせてきめ細かな工夫がされていて、あたたかい大会でした。大会関係者の皆さま、ありがとうございます!
次にSEAメンバーとして活躍されている西田さん(VTO、広島県協会)からSEAの魅力や4月に控えるアジア選手権廿日市大会への意気込みなどをお話いただきました。選手の安全や結果に関わるスタッフのため、責任感が強く、そのためのトレーニングも入念に行っておられるようです。「廿日市大会はスイムアップからプレトランジションまでの距離が長いので、SEAメンバーも選手のために頑張ります!」とあつーく語っていただいたのが印象的です。
その後は「パラトライアスロン横浜大会」や「長良川パラトライアスロン大会」等の写真を共有しながら、選手に合わせたトランジションを含めたコース設定やサポート体制について選手の声を織りまぜながら紹介がありました。それぞれの大会では、パラ選手と審判や大会スタッフ等が事前にコミュニケーションを取りながら必要なサポートを展開していくそうです。
また、下肢障がいの選手に自転車乗降場面や何かあった時にスムーズに対応できるよう、レースを通して選手のサポーターの伴走を認めていただくなど、エイジパラのレースにおいては、最大限の対応を認めていただいているので、選手も安心して競技に参加できますね。改めて、選手と大会スタッフのコミュニケーションが大切だと感じさせられました。
明石のアクアスロンでは、なんとビーチ用の車いすを準備いただくなど、パラ選手受け入れも積極的です!
また、パラトライアスロンの大会運営については「JTUパラトライアスロン・マニュアル」にとても丁寧に情報が記載されていますので、審判や選手だけに関わらず、多くの人にとって参考に なるものですので、ぜひ一度ご確認ください。
最後に、このプログラムを通して、一人でも「パラトラ始めよう」「パラの受け入れやってみよう」 と考えてくれる人が増えていけば嬉しく思います。
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【参加者の声】
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